藤江 友喜
株式会社日立製作所および株式会社日立産業制御ソリューションズに籍を置く、 オペレーショナルテクノロジー（OT）セキュリティ分野の専門家です。 特に制御システム、重要インフラ防護、原子力防護システムに深い専門知識を有し、 業界カンファレンスでの講演や専門的な人材育成プログラムへの参加を通じて、 その知見を積極的に外部へ発信しています。日立グループ内での戦略的な役割を担い、理論と実践を繋ぐ架け橋として、OTセキュリティ分野におけるソートリーダーシップを発揮しています。
サイバーセキュリティにおける協力的なアプローチを重視し、 「サイバーセキュリティは一人でやっていても難しいものなので、 これからも協力して取り組んでいきたい」という哲学のもと、業界全体の発展に貢献しています。現場の課題と戦略的視点を両立し、社会的に不可欠なインフラの安全を支える役割を担っています。
所属組織
ミッションクリティカルな情報制御システムの開発・提供において中心的な役割を担い、社会課題の解決やSociety 5.0、スマートシティ、DX推進に貢献。基幹技術開発や戦略策定に関与し、OTとITの知見を融合した人材育成にも注力。
産業制御ソリューションを専門とし、社会インフラや原子力関連の高度なセキュリティ分野での実践的なプロジェクト管理・技術指導を担当。現場のニーズを戦略に反映し、理論と実践を繋ぐ役割を果たす。
専門分野
制御システムのサイバーセキュリティ、産業環境特有の課題（可用性・レガシーシステム・現場運用）への対応。ITセキュリティとは異なる実践的知見を有する。
電力、ガス、水道、交通、原子力など社会基盤システムのセキュリティ確保。原子力防護システムなど失敗が許されない分野での高度な専門性。
製品・サービス供給過程全体のサイバーセキュリティリスク対策。調達仕様策定や受発注者間のディスカッションを通じた実践的なリスク管理。
AI、IoT、DXのためのサイバーセキュリティ研究開発。ものづくりDXや人材育成プログラム開発にも貢献。
公的活動・講演実績
「重要インフラを守れ！ ～ アクティブ解析とパッシブ解析により稼働に影響を与えない網羅的なセキュリティ対策を実現～」
重要インフラのセキュリティ確保に対する具体的な解析手法と運用への影響を考慮した対策アプローチを提示。現場の稼働を止めずに守る実践的な知見を共有。
「GoToセキュリティ：OTシステムベンダーのジレンマ ～高まる要求とその対応！ 今現場で起きていることを事例を交えて解説～」
OTシステム供給者側が直面する課題と現場での実例を通じた深い洞察を共有。セキュリティ要件・コスト・レガシー対応など現実的なジレンマを解説。
「サプライチェーンセキュリティ ー調達仕様をどう作るべきか ～受発注者ディスカッションによるエッセンス～」
発注者と受注者の双方の視点から、サプライチェーン全体のセキュリティを意識した調達仕様について議論。現場経験に基づく実用的な知見を共有。
中核人材育成プログラム修了
サイバーセキュリティ分野における高度な専門家ネットワークの形成と国際的な取り組みに参加。協調的なアプローチと人材育成を重視し、国内外の専門家と連携。
叶会（かのうかい）参加
修了者によるネットワークを通じた継続的な専門性向上と業界貢献。知識共有とコミュニティ形成に積極的に関与。
「サイバーセキュリティは一人でやっていても難しいものなので、これからも協力して取り組んでいきたいです。」
- 藤江友喜氏のコメント
実践的アプローチ
稼働に影響を与えない網羅的なセキュリティ対策の実現
協力的文化
業界全体での連携を重視した課題解決への取り組み
知識共有
現場経験に基づいた実用的な知見の積極的な発信
日立グループが推進するSociety 5.0、スマートシティ、DXといった戦略的目標の実現において、 制御システムと重要インフラのセキュリティ確保は不可欠な要素です。藤江氏の専門知識と実践的経験は、これらの壮大なビジョンを支える安全な基盤を提供し、社会イノベーションの推進に貢献しています。